どうも、コレステロールだけで健康診断がC~D判定にされるゆーみーです。
今回は、長年日本人の死因の1位の座に居座っている
「がん」について調べたことをお伝えしていこうと思います。
「がん保険にも入っているし、健康診断も特に異常ないし大丈夫」
という人が多いかもしれませんが
万が一に備えるには不十分かもしれません。
そもそもがんとは何かというところから
必要な対策までいろいろ知っていきましょう。
目次
がんについて考えたきっかけ
最初に私ががんについて考えるようになったきっかけを紹介します。
それは・・なんといっても お金 ですね(`・ω・´)
保険料や医療費も関係なくはないですが
なんといってもインパクトが大きいのは住宅ローンです。
住宅ローンは額が多く返済期間も長年に渡るため
働くことが出来なくなった場合を想定していろんな保険が掛けられます。
団体信用生命保険 いわゆる 団信(だんしん)に加入するのが一般的です。
この団信の対象となるのが、死亡・高度障害が多いですが
中には三大疾病として がん・脳卒中・心筋梗塞 をカバーしているタイプがあります。
今ではネット銀行を中心に返済金利の安さをアピールするところも多いですが
団信という形で保険も手厚く掛けられるかも重要になってきます。
ちなみに私は三大疾病ではなく、がんに特化した団信に加入しています。
特化のメリットは後ほど説明しますが、がんのステージに関連します。
ということで、きっかけとしては
がんと診断されれば住宅ローン帳消し
という状況に至ったことですね。
がん とはどういう病気か
まずは、がんがどういう病気かについて知っておきましょう。
※私は医師ではないので正確でない表現がある可能性があります※
がんの有害(悪性)なところは細胞が無秩序に増殖をするようになってしまう点です。
悪性の腫瘍という形で体の各部に現れ、増殖のために栄養を過度に消費していき
増殖が進行するにつれて臓器の機能不全や衰弱を引き起こし、生命の維持にも大きく影響してきます。
もう一つやっかいな点は、特定の場所に留まるだけではなく
血管などの流れに乗って全身に「転移」してしまうという点です。
特定の場所だけなら切除で完治する可能性もありますが、転移してしまうと完治は困難になってしまいます。
がん を発症する原因
私たちの体を構成する細胞は新陳代謝で入れ替わりつつも
増えすぎることもなく調和を保っているのが正常な状態です。
この正常な細胞の中にある「遺伝子」になんらかの原因で異常が発生することで
無秩序に増殖を繰り返す「がん細胞」に変化してしまいます。
このことから、がんは「悪性新生物」という言われ方もします。
多くのケースではがん細胞が発生しても免疫機能によって異常な増殖をする前に
死滅するので本格的ながんに発展するのを防ぐことが出来ます。
しかし、中には20代、30代といった若い年齢でも免疫機能が弱かったり
ストレスなどの外的要因を強く受けたりしてがんを発症してしまうケースもあります。
がん の発症率 年代別 部位別
実際にがんの発症率はどの程度のものなのか
統計データで確認してみましょう。
年代別
これは、人口10万人あたりにがんを発症する人の数をグラフ化したものです。
国立がん研究センターHP より
30代あたりから徐々に増え始め、50代から更に増加のペースが上がっています。
30-34歳男性を例にみると、グラフでは見にくいですが10万人あたり43人ほどです。
30-34歳男性はおよそ400万人いますので、がんと診断された人は1600人くらいですね。
割合で言うと0.04%くらいですね。ただ、自覚症状がなく検査してない人が大半でしょうから
検査数が増えればもう少し増えるような気はしますね(`・ω・´)
部位別
こちらも人口10万人あたりに発症した人数のグラフです。
国立がん研究センターHP より
全体でみると、胃、大腸(結腸、直腸)、肺あたりが目立っていますね。
男性は前立腺、女性は乳房・子宮も多いです。
ただ、30-34歳男性の場合の内訳をみてみると下図のようになっていて
肺や前立腺は少なく、白血病・悪性リンパ腫の方が注意すべきものだと思えますね。
がん のステージ分類
がんは進行具合によって診断されるステージが異なります。
人体の組織とがんの進行具合の関係で、まず大きく2つのパターンに分かれます。
国立がんセンターHP より
まず、1番軽度のステージとしてがん細胞が上皮内で留まっている状態があります。
この段階では「上皮内がん」と呼ばれることもあり、ステージ0として診断されます。
次に、がんが上皮を越えて基底膜(筋肉層)にまで進行するとステージⅠで
さらに基底膜を越えて更に下層まで進行するとステージⅡと診断されます。
さらにリンパ節まで進行するとステージⅢ、他の臓器等に転移するとステージⅣとなります。
がん団信での注意点
先ほど触れましたが、がん団信の中にはこのステージ数の条件があるケースがあります。
私が入っている団信では、上皮内がん、つまりステージ0は対象外となっていますが
ステージⅠからはローンが全額免除という扱いになっています。
三大疾病としてカバーしているタイプだと、ステージⅠでもローンの半額のみ免除
などの条件付きの保障となっているケースもありますので
団信のパンフレット等で詳細な条件についても十分確認しておきましょう。
がん の症状
がんとはいっても初期症状はないものが多いです。
気付きやすいのは直腸がんで血便が出るくらいでしょうか。
それ以外で症状が出るころにはがんが進行して転移を伴っていることもあり
5年生存率は10%にも満たないことも珍しくありません。
つまり、症状が出る前の初期の段階で発見することがとても重要になってきます。
では、それぞれのがんの検査方法について知っておきましょう。
がん 検査方法
がんの初期検査は大きく下記の2つに分かれます。
・市町村や企業での健康診断の一環の検査
・個人で受診する人間ドックなどの検査
これらでがんの疑いありと診断されたら精密検査へと移っていきます。
それぞれについて内容を見ていきましょう。
市町村や企業での検査
企業での定期健診では大体が40歳以上の胃がんのバリウム検査のみが対象となると思います。
それ以外のがんの検査については外部の健診機関受診の費用補助という形が一般的ではないでしょうか。
市町村での検査については胃・肺・大腸・乳・前立腺などをほぼ無料で取り扱っていますが
こちらも基本的に40歳以上が対象となっています。
なので40歳未満でがん検査を受ける場合には、自己負担で個人で受診する必要があります。
個人で受診する検査
個人で受診する場合は数ある医療機関から選択することが出来るので
特定のがんのみのピンポイントの検査や全身まるごと検査などいろいろ選べます。
これも大きく2パターンの方法に分かれると思います。
検査キットによる郵送での検査
こちらは、健診に行く時間もかけたくないし、自己負担なので費用も抑えたい
という人向けで、自宅で検査キットを利用して郵送で医療機関へ送るタイプです。
メリット
・費用の安さ(胃、大腸がん、前立腺がんのセットで13000円ほど)
・自宅で採取できるので平日に時間がなくても出来る
デメリット
・検査できる項目が限られる。
・検査結果の詳細は医療機関での診断には劣る。
人間ドック施設での診断
時間と費用はかかりますが、人間ドック施設でがん検診も対応しています。
幅広いがんの検査が可能ですが、下記の2つは受ける価値があると思います。
・胃や腸の内視鏡検査(いわゆる胃カメラの類):30000~50000円
・PET-CT検査:70000~100000円
がんは腫瘍という形で現れるケースが多いので、影として見えるかどうかのX線よりも
実際の映像を見れるカメラの方が正確に診断できるがんもあります。
PET-CT検査はがん細胞が通常の細胞よりも3~8倍のブドウ糖を消費する性質を利用して
ブドウ糖類似の検査薬を投与して、その集積具合を観察することにより
一部を除いたほぼ全身のがんを検査することが出来る方法です。
ただ、これは精密検査の部類に入りそうなので、別の検査で
がんの疑いがある場合での受診でいいかもしれません。
終わりに
今回は、30代から徐々にリスクが増えてくるがんについてお伝えしました。
私はまだローンが始まったばかりということもあって
受診はしていませんが、いずれは受診しようと考えています。
その時はまた結果についての情報も発信できたらと思います。
ではまた(`・ω・´)